いのちを いただく ということ


今日は  いつもと少し違うお話を





つまとだんなが経験した

合鴨を締めて捌いて調理して食べる



いのちをいただくということを実感した一日のお話をします










福井県坂井市にある  なばたけ農場さん


なんと完全無農薬で


米、小麦、豆を作ってらっしゃいます





その国産無農薬小麦粉と豆などを使ったお菓子を作ってくれないか

と   お話をいただいて

今いろいろ試作しているところ。












そのなばたけさんの田んぼで活躍していた合鴨をもらってきて



親戚のおうちで


締め方を教わってきました











首を切って    血抜きをした  合鴨さん





ざぶんと   熱湯に浸かってもらって
(こうすると羽が抜きやすくなる)




そして人力で羽を抜きます

これすごく時間がかかるの






教えてくれたおじちゃんは

スーパーの鳥肉もこうやって人がやっていると思うよって

言ってました



あんなに  つるつるにしようと思ったら



ほんと  たいへん    

一羽  20〜30分かかりましたよ




あとは   解体して…






お腹の中が、まだあったかくて

あったかいなあーって


スーパーで買ってくるお肉はいつも冷たいから



あったかいんだなぁって


生きてたんだなぁって






肌で感じました







内蔵も   めちゃくちゃ新鮮で!

すごいびっくりしたのが

砂肝の中に

ほんとに  砂が詰まってたこと‼︎





黄色く見えてる内膜の内側に

ジャリジャリと砂がぎっしり





売ってるのは  内膜から 外してくれてたんですねー


どこに砂が?ってずっと思ってたの

砂肝大好きだから、良く買ってきて調理するけど  砂見たことないなあって





ここに入ってるのかー。なるほど!

勉強になりました。






鶏ガラと 内臓と  お肉に分けて完成。






右がスーパーのブロイラー

左が合鴨(白い粒は塩麹)

肉も皮も脂も  色が全然違う







味も全然違いました




焼いたり、鴨鍋にしたり

ガラでスープしたり







ほんとーに

美味しくいただきました









脂がすごく多くて

その脂が   めちゃくちゃ美味しい調味料みたいで



ほんとに   美味しかったです














今回、2人とも感じた事










合鴨さん達は



人間が自分達を殺して食べることを

知っていました
(と  思った)








なばたけの鶏小屋で捕まえた時は


すごく可愛い目をしていた




車で移動している間



ずっと震えてて   


おしっこも  ウンチも  流して



親戚のおうちに着いた時には






もう目が違いました





鶏小屋では

全力で逃げ回っていたのに


もう暴れもしなくて






いいよ      食べなよ





って      言ってるみたいだった










小屋で捕まえてから、締める場所まで


20分くらいの時間をあけてしまったことを反省しました






怖い思いをさせた





首を切っても     しばらく   動いてた












生きていた   可愛かった    鳥が




処理していくと



鳥肉に見えてくる




私達は   こうやって認識して

だから


何気無く 肉を食べられていたのだと
思いました










鳥は    魚よりも       感情を持っていた


鳥でこんなになら


豚や牛は     きっと      もっと







誰かが


大切に  守り育ててくれた   いのち




私も     大切に扱って



最大限         美味しく調理しよう










美味しかったー    ありがとう





三上家のお父さんも!だんなも

いつも言ってくれます



今までは  



私に言ってくれてるんだと思っていたけれど





私ではなくて     

いのちをいただいた相手に対して
野菜でも魚でも肉でも





私が

美味しかったー  ありがとう


って


ちゃんと思うことを忘れないように






そんな気持ちで


調理の仕事にたずさわりたいと

思いました



















そんな濃ゆい一日。




合鴨さんほんとに美味しかったから


また  もらいに行こう。


そして今度は


絶対に怖い思いはさせまい。


















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